ニデックの転職難易度は高い?中途採用の選考とやばい評判の実態を解説

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ニデック(旧日本電産、京都市)は、公表される年収の高さと、激務や大量退職の評判が並ぶモーター世界大手です。機械設計や組み込みソフト、生産技術の経験がある技術職ほど、求人を前に応募を迷いやすくなります。

転職の難易度は応募者数や倍率では見当が付かず、入口の広さは年度で振れます。求人票の多くは職種名や給与欄に入社時の想定グレードを載せていて、そこに経歴と、海外の量産立ち上げに動けるかを当てるほうが先に答えが出ます。

公式の採用ページと有価証券報告書、求人票の数字を当てれば、自分の経歴がどの求人のどの等級に届くかは、応募前に見当が付きます。激務や大量退職の評判も、公式の残業時間と退職の数字で確かめられます。

ニデックの転職難易度はどのくらいか

正規雇用労働者の中途採用比率は、年度ごとに2倍以上の幅で動いています。労働施策総合推進法に基づく公表で、求人票と並んで公式の採用ページに載る数字です。公表日は2026年6月26日です。比率が高い2つの年度では、正規雇用の採用の半分以上が中途でした。

年度正規雇用労働者の中途採用比率
2018年度23%
2019年度24%
2020年度24%
2021年度57%
2022年度61%
2023年度35%
2024年度46%
2025年度32%

採用した人数そのものは公表されていません。母数が小さい年度は、少ない人数の採用でも数字が大きく動きます。直近の2年は4割台と3割台です。

6割に届いた年の割合の高さは、今の採用枠の目安にはできません。

有価証券報告書の第53期で、提出会社の従業員数は1,786人です。連結の従業員数は100,329人なので、中途求人が出る本体の人員は、グループ全体のごく一部にあたります。

ニデックが自社の採用ページで公開している求人票は11本です(2026年10月5日時点)。契約社員の枠を除くと、技術系・営業系・管理系のオープンポジションを含めて正社員の中途求人は9本です。

公表値から読めるのは採用枠の年度差までで、応募できるかどうかは求人票の中身で決まります。必須要件の欄にある経験年数と、職種名の後ろに付く想定グレードを自分の経歴と見比べれば、届く職種と届かない職種が分かれます。

募集している技術職種

採用ページの技術職の求人票は、職種名の後ろにG3-G4と入社時の想定グレードを添えています。dodaに出ている求人票にはグレードの記載がないものもあるため、入社時の等級を先に確かめるなら採用ページ側を見ることになります。

求人票の給与欄には、G4以上はジョブ型人事制度で、年齢や性別と関係なくグレードにより金額が決まるという補足が付きます。

求人票の職種名求人票が挙げる経験・領域想定グレードと勤務地
小型モータ事業本部 メカ設計エンジニアメカ設計3年以上G3-G4/京都府向日市
小型モータ事業本部 グローバルに活躍いただけるメカ設計者メカ設計3年以上に語学力を追加G3-G4/京都府向日市
モータ・インバータ制御ソフトウェア開発職種名にC言語組込みとMBD、リーダークラスG4以上はジョブ型/川崎市幸区
生産技術・加工技術エンジニア工程設計・試作加工・海外量産立ち上げ相楽郡精華町
材料・プロセス技術開発材料プロセスの設計と量産立上(4領域)相楽郡精華町
情報システム部 社内SE(SAP導入・運用・保守)SAPの実務2年以上と、販売管理・生産管理・会計のどれかの導入か運用保守G2〜G3/京都本社・新川崎
情報システム部 設計製造プロセス改革推進(ものづくりDX)PLMシステムを用いた業務と、ものづくりの業務プロセス改善G4とG3〜G4の2本/京都本社・新川崎

メカ設計

想定グレードが2段で振られた小型モータ事業本部のメカ設計は、応募する等級で語学の扱いが変わります。

任せる業務は、水冷製品用の冷却水循環装置(CDU)とマニホールド、コールドプレートの設計開発です。製造工程の最適化の検討も含みます。

G4で応募する場合のTOEIC600点目安は必須要件の欄に入り、G3では歓迎要件の側へ回ります。歓迎要件の中身は、英語の仕様書を読めることと、顧客やサプライヤ、関連部署と英語でメールをやり取りできることです。

勤務地は京都府向日市のニデックパークC棟です。レポートラインは担当者からチームリーダー、グループリーダー、部門長、担当役員と続きます。

入社後はOJTで経験を積み、水冷製品の開発を通してメカ設計と熱解析、放熱設計の技術が身につきます。成長製品の開発なので残業はある、という一文も職場の紹介に添えてあります。

制御ソフト開発

モータとインバータの制御ソフトウェア開発と、駆動・制御回路を扱う回路設計・研究開発は、新川崎テクノロジーセンター(川崎市幸区新川崎2-8)で同時に募集されています。

回路設計のほうはドライバまで対象に入り、事業を横ぐしにした研究と設計支援にあたります。

勤務地欄には住所のほか、変更先が会社の定める事業所の範囲であることと、そこにリモートワークも含まれることが書き添えてあります。

職種名が挙げるC言語の組込みとモデルベース開発は、制御ソフト側の枠の目印になります。回路を引いてきた経歴なら、隣の枠のほうが近いです。

生産技術

生産技術・加工技術エンジニアの担当は、海外の工場でラインを立ち上げるところまで入っています。

新規工法の開発と自動化設備開発、海外展開を扱うグローバル生産技術エンジニアの求人も出ています。勤務地は京都のけいはんなテクノロジーセンター(相楽郡精華町光台3丁目9-1)と川崎の新川崎テクノロジーセンターの2カ所です。

とはいえ、求人が出ている拠点の数と、受け入れる側の人員の厚みは別です。有価証券報告書に載る連結のセグメント人員は、小型モータなどのSPMSが22,860人、車載のAMECが9,425人です。どちらもグループ全体を合わせた人数なので、応募先の拠点に何人いるかは公表値から読めません。

材料プロセス技術開発

材料・プロセス技術開発の求人は1本にまとめられていて、金属、樹脂、表面処理、熱処理の4領域が1つの枠に入ります。

職種名には製品のプロセス設計と量産立上が並び、材料を評価するところでは終わりません。試作から量産へ移す段取りまでが、この枠の担当に入ります。

工程の側には、生産技術・加工技術エンジニアの求人が別に出ています。

社内SE

社内SEの募集は3系統に分かれます。SAPの導入と運用・保守、ものづくりDX、情報セキュリティとガバナンスの枠が同時に出ています。想定グレードもそれぞれ別に書かれ、SAPはG2〜G3、ものづくりDXはG4とG3〜G4の2本です。

ものづくりDXの枠は、シーメンス社のPLMシステムTeamCenterの仕様と、それを立ち上げて各拠点へ広げる知識を挙げています。もう1本はPLMシステムを用いた業務経験と、ものづくりの業務プロセス改善の経験が条件です。

どちらの枠も勤務地の欄に京都本社と新川崎テクノロジーセンターを並べ、そこに期間限定での海外拠点まで書き足しています。

情報セキュリティとガバナンスの求人票は、京都本社と東京・神奈川の両方に出ています。マネジメントクラスの募集も別にあります。3系統は必須の経験が別なので、社内SEという括りだけでは応募先を選べません。

技術職の年収

有価証券報告書の第53期には、平均年間給与8,225,093円と平均年齢43.7歳が同じ欄に並んでいます。前の事業年度から8.2%の増加で、平均勤続年数は14.4年です。

これが全社の目安で、技術職の提示額は職種ではなく入社時のグレードで決まります。小型モータ事業本部のメカ設計エンジニアなら、公式の採用ページの給与想定欄にG3とG4の2つが別々に書かれています。

求人票の職種名想定グレードと予定年収基本給(月額)
小型モータ事業本部 メカ設計エンジニアG3は577万〜606万円/G4は744万円―
モータ・インバータ制御ソフトウェア開発744万円448,193円
生産技術・加工技術エンジニア577万〜606万円―
材料・プロセス技術開発869万円523,494円
社内SE(情報セキュリティ・ガバナンス)577万〜856万円347,590〜503,600円
回路設計・研究開発/グローバル生産技術エンジニア744万円448,193円

求人票に出る数字はいずれも評価が中位だった場合の想定です。評価が下がれば、その金額には届きません。

制御ソフトウェア開発と回路設計・研究開発は、予定年収も月額の基本給も同じ数字です。ジョブ型の等級で金額が決まるため、職種が違っても想定グレードが重なれば額が揃います。

昇給の頻度は等級で分かれていて、G5以上は適宜、G4は四半期ごと、G3以下は年1回の4月です。賞与は年2回、7月と12月の支給です。

有価証券報告書の平均年間給与は、管理職も勤続の長い社員も含めた提出会社の全従業員を平均した金額です。求人票の想定年収とは対象の年齢層が別なので、同じ条件で並べた金額にはなりません。

人事制度改革を進めているという案内も公式の募集要項に並びますが、これは方針の表明にとどまります。実際の金額は、有価証券報告書の平均年間給与とその増加率で確かめられます。

同じ大手メーカーの技術職でも、求人票の年収の出方は会社によって違います。年齢別のモデル年収と職種別の年収レンジが載る川崎重工の求人は、次の記事で解説しています。

▶ 川崎重工の転職難易度は?職種ごとの応募条件や勤務地、後悔しやすい点を解説

選考の進み方

ニデックのキャリア採用で応募から内定・入社までの選考の流れを示した図
出典: ニデック株式会社 キャリア採用募集要項

選考期間は応募から内定までおよそ1カ月から1カ月半だと、公式のキャリア採用FAQが案内しています。急ぎの対応も状況により可能という但し書きつきです。ただし、この目安は内定までで、入社日はそこからさらに先へずれます。

書類選考、WEB適性検査、面接、内定までが、この期間に入ります。検査は性格診断なので、点数を取りに行く筆記ではありません。準備に時間をかける先は、職務経歴の説明と、面接で聞かれたことへの答え方です。

段階公式に書かれていること
書類選考結果は1〜2週間でメール連絡
WEB適性検査性格診断。面談と併せて判断
面接通常1〜2回程度。オンライン(原則Google Meet)
内定配属先と処遇をメールで提示
入社原則毎月1日。内定から2〜3カ月が目途

転職会議の口コミには、制御設計の1次面接に現場のマネージャーが出てきたという声があります。モータ制御とシーケンス、組込みのどこを担当してきたかや、ツールと言語の習熟度、トラブル対応力を細かく聞かれ、土日祝への対応も同じ場で出たという内容です。

最終面接は、職務経歴書から読み取れない業務内容と役割の深掘りが中心です。年下の社員が上司になっても問題ないかという質問も挙がっています。技術の話は1次で現場リーダーが詰め、最後は仕事への姿勢とキャリアの続け方に移ります。

応募の入口は3通りです。職種を選んで出すエントリー、合致するポジションを案内してもらう登録、カムバック制度や社員紹介を通した応募が並びます。面接は原則として平日の9時から17時30分で、時間外の調整も相談できます。

やばいと言われる評判はどこまで本当か

求人票で等級と条件を確かめても、やばいという評判の中身は条件欄に出てきません。ニデックは自社の採用サイトに、ハードワークのイメージがあって不安を覚えていたという入社前の印象を載せています。

入社後は要求レベルが高いものの生産性向上への意識も高く、仕事のやり方にはメリハリがある、という続きも採用サイトに載っています。

月あたりの残業時間

公式の募集要項が出している2022年度の残業時間は、全社平均で月19.6時間です。全社をまとめた数字なので、入る部署と役職で差が出ます。

同じ募集要項には、2024年度の実績として一斉有給取得を含めた年間休日127日と、8時30分から17時30分という勤務時間も並びます。

一方で転職会議の口コミには、残業時間を月26.2時間、有給消化率を年46.3%とする集計値が出ています。リーダークラス以上の社員が定時で帰ることは滅多にないという声や、量産立ち上げとトラブル対応の時期に業務量が増えるという声も出ています。公式の平均と集計値では、対象の年度も答えた相手も別です。

2022年の大量退職報道

大量退職という言葉が付いて回りますが、人数は記者の取材による数字で、会社は公表していません。

東洋経済オンラインは、2022年の秋に複数のメディアが大量退職を報じたと書いています。

週刊ポストの報道によると、本体社員2,500人余りのうち同じ年の4月から12月末までに292人が退職し、年末の12月だけで77人が退社しています。報道の日付は2023年3月1日です。

有価証券報告書の推移の欄では、提出会社の従業員数が2022年3月期の2,511人から2023年3月期の2,176人へ下がっています。

報道が数えた4月から12月は、この下がった年度に入ります。従業員数の減少は退職以外の異動も含むので、292人がそのまま差分になるわけではありません。

ニデック提出会社の従業員数の推移を2022年3月期から2026年3月期まで示した折れ線グラフ
出典: ニデック株式会社 有価証券報告書 第53期(提出会社の経営指標等)

管理職の休日対応

公式の会社暦は、週休2日制で土曜の出勤を年に数回程度と定めています。

転職会議の口コミには、土曜は通常出勤で日曜も出勤しているようだという声や、管理職は土日も会社携帯を持ち歩いて上層部の連絡に5分以内で応じるという声があります。どちらの声も書き手は管理職ではない在籍者で、上の立場について見聞きした範囲にとどまります。

中途入社者の退職

入社直後に付く評価が、中途の退職理由として挙がっています。

募集要項は入社時の等級の決め方までを定めていて、入社後の評価の付き方までは書かれていません。同じ口コミには、同じ等級なら在籍の長い社員と同じ基準で比べられるため入社直後の中途には低い点が付きやすいという声や、中途採用で管理職として入った人がすぐに辞めるという指摘があります。

成果主義の中身

評価と昇進の方法は、新卒と中途で変わりません。公式のキャリア採用FAQがそう案内しています。年齢や性別、社歴は関係なく、成果と行動への評価を給与と賞与に反映するというのが募集要項の説明です。

公式の求人票はさらに、成果と行動を相対評価で見るとしています。G3以下は絶対評価だという但し書きも、同じ欄に並びます。

等級はG1からG12までと、これとは別のS7からS9です。相対で見るか絶対で見るかの境目は、G3とG4の間にあります。

2020年から5段階の評価制度が入っています。転職会議の口コミによると、評価5と評価1が各10%、評価4と評価2が各20%、評価3が40%の割り振りです。枠が先に切られているので、自分の働きぶりだけで位置は決まりません。

上長との1対1の面談は四半期ごとです。キャリアの希望もその場で相談できます。

同じ口コミには、30代で部長に昇格した例が挙がっています。管理能力が低い管理職は降格か海外拠点への異動になり、パワハラをすれば問答無用で異動になる、という声もあります。35歳で手当が減る規定を、中間層の社員が少ない理由として挙げる声も混じっています。

報酬は月例給与と業績連動賞与で構成され、会社業績と個人業績の双方を反映します。賞与は利益によって4カ月から5.5カ月の間で動き、年平均では5カ月に届きません。

会計不正と品質問題のあとに変わったこと

会計不正をめぐる第三者委員会の最終報告が、2026年4月17日に公表されました。会社がそのあと公表した改善計画は、主な原因として永守氏への権限集中と同氏の意向を優先する風土、ガバナンスの脆弱性、内部統制の脆弱性を挙げています。

永守体制からの切り替え

創業者の永守重信氏は2025年12月19日付で取締役を辞任しました。

辞任は永守氏だけではありません。小部博志氏は2026年3月3日付、岸田光哉氏は2026年9月29日付で、それぞれ取締役を辞任しています。

朝の輪読と毎朝の6S清掃を、東洋経済オンラインは当時の慣行として伝えていました。有価証券報告書はこの2つの慣行の廃止を、永守氏の会社からの脱皮を掲げる改革として書き、社内の掲示物の撤去も並べています。撤去は国内外の全拠点で行われました。研修の展開や社員との対話の場も、同じ改革の項目として書かれています。

内部統制の人員補強

会計の数字をまとめる経理税務部の連結会計グループでは、人員の補強がまだ途上です。

2026年9月30日に提出された有価証券報告書には、引き続き新卒および中途採用を進めると書かれ、他部門からの配置転換や、外部の専門人材を入れた決算対応の体制も並びます。

品質不適切行為の調査

品質については、会計とは別の委員会が調べました。

生産拠点と開発拠点の総点検で不適切行為の疑いが判明したあと、2026年5月13日付で外部の専門家による調査委員会が置かれました。その報告書と会社の対応を伝えるお知らせは2026年9月4日付です。

会計の最終報告の公表は同じ年の4月17日なので、やばいと言われる評判が会計と品質のどちらの話かは、公表日の違いで読み分けられます。

会社の対応には、グローバル品質保証規程を改訂して各事業本部とグループ会社の品質保証責任者に出荷停止の権限を持たせること、品質意見箱の常設化、品質保証責任者のレポートラインの見直しが挙がっています。

向いている人

公式の採用サイトには、キャリア採用で入社した社員が全体の約4割だと書かれています。中途が例外あつかいされる規模ではありません。公式のキャリア採用FAQは、求める人材像をProactive・Productive・Professionalの3つのPという言葉で示しています。ただ、どこまで動けるか、未経験の領域を学び直せるか、入社時の等級に納得できるかは、応募の前に自分で判断するところです。

海外の量産立ち上げに動ける人

ニデックの生産は、海外で作る比率が90%を超えています。公式のキャリア採用FAQに載っている数字で、技術職の求人票も国内の工程だけで完結する前提には立っていません。量産の立ち上げで現地に出られる経歴は、応募の前に確かめる最初の条件です。

入社1年目での海外赴任も、同じFAQに出てきます。配属から数年の助走を置いてから出る、という進み方は前提になりません。募集要項の事業拠点の欄では、世界47カ国・グループ会社347社と示され、2023年3月31日現在の数字です。立ち上げの行き先はこの中から決まるので、応募の段階で国を選ぶことはできません。

モーター未経験から学び直せる人

公式の採用ページのFAQには、異業種から移ってきた実績が載っています。入社後にモーターの基礎知識を学ぶ研修も、同じ欄に並びます。この分野の経験がないこと自体は、応募を止める理由になりません。

研修は技術者を対象に初級者向けから組まれていて、経験のない状態からでも短い期間で覚えられると書かれています。ただ、扱う範囲は基礎知識までにとどまり、求人票が挙げる実務の年数は入社前に満たすものとして残ります。

移ってきた人が何を見て決めたのかも、同じ採用サイトに出ています。入社を決めた理由の上位に、待遇は入っていません。キャリア採用で入った社員が挙げた1位は仕事内容、2位は事業の先ゆき、3位は社風や企業理念を含む企業の魅力でした。

入社時のグレードに納得できる人

入社時に就くグレードは、職務内容と経歴をもとに決まります。前職の役職は基準に入りません。中途入社のハンディはない、という一文も公式の募集要項に入っています。

等級の刻みは細かいので、同じ職種の募集でも、経歴が違えば示される位置は別です。前職でチームを見ていた経験が、そのまま同じ重さに置き換わるとはかぎりません。

向いていない人

公式の募集要項は、全ての職種について全国と海外の勤務があると定めています。この記載は応募の前に読めるので、自分の条件と合わないところがあれば、エントリーに進む前に見送る判断ができます。

国内の1拠点で働き続けたい人

主要な勤務地は、京都市南区の本社、京都府向日市の中央開発技術研究所、川崎市幸区の新川崎テクノロジーセンター、相楽郡精華町のけいはんなテクノロジーセンター、品川区大崎の東京オフィスの5カ所です。京都府内と関東に分かれているので、異動は転居を伴います。

この勤務地の条件は、職種を選んでも外れません。1カ所に腰を据える前提のままで進むと、選考の後半で条件が合わなくなります。

残業代を外した年収で考えたい人

求人票の予定年収に、残業代は入っていません。発生した分を加えて支給すると給与の補足に書かれています。残業の少ない働き方を選ぶなら、見込みは下がります。

残業代を外した金額で見積もるとしても、土台になる基本給は動きます。等級によっては昇降給があると公式の募集要項に書かれています。

よくある質問

求人票の欄からは、経験と等級と勤務地までが読み取れます。応募を決める直前に残る細かい疑問は、公式のFAQと募集要項に答えがあります。

中途採用に学歴の条件はありますか?

技術系の求人票の対象の欄には学歴不問と書かれているので、学歴そのものは条件に入っていません。制御ソフト開発から生産技術まで、職種が変わってもこの表記は同じです。

公式採用ページの求人票では、必須要件が知識・経験・スキル・語学力の4つの欄に分かれています。応募できるかどうかは、その4欄に並んだ中身と自分の経歴が重なるかで決まります。

落ちた職種にまた応募できますか?

不合格になった職種にもう一度応募するには、1年以上たつことが条件です。公式のキャリア採用FAQにそう書かれていて、通知を受けた直後に出し直すことはできません。

同時に複数の職種へ応募する併願はできます。待つ必要があるのは不合格になった募集だけなので、気になる募集がいくつもあるなら絞らずに出せます。

面接はオンラインだけで終わりますか?

オンラインで終わります。面接は原則Google Meetだと公式の募集要項に明記されていて、勤務地の見学は基本的に組み込まれません。強い希望がある場合は相談に応じる、という但し書きだけが付いています。

海外在住の場合も、自宅からオンラインで受けられます。帰国の予定に合わせて日程を組む必要はありません。

入社後に別の部署へ移れますか?

入社2年以上で、社内公募にチャレンジできます。公式のキャリア採用FAQにそう示されていて、希望する部署の募集が出ていれば自分で手を挙げられます。

部署が変わるきっかけは公募だけではありません。ジョブローテーションは3〜5年程度で、最初の配属先がそのまま固定される仕組みにはなっていません。

試用期間中に給与や条件は変わりますか?

試用期間の3カ月は、給与も待遇もそのままです。公式の募集要項がそう書いています。雇用の区分も最初から正社員で、試用のあいだだけ契約社員に置かれる扱いはありません。

給与と待遇の中身は、内定の後に労働条件通知書で示されます。求人票にそう明示されているので、金額は試用期間に入る前に固まります。

転居する場合に寮や社宅は使えますか?

転居をともなう配属では、会社の制度で住まいを用意してもらえます。公式の募集要項の福利厚生には、次の4つが並んでいます。

  • 独身寮(条件あり)
  • 借り上げ社宅
  • 勤務地手当(条件あり)
  • 単身赴任手当

社内SEの求人票では、メンバー主担当クラスに勤務地手当24,000円〜または寮が付きます。家族を残して動く場合は、単身赴任手当の対象になります。

まとめ

応募するかどうかは、募集の条件のほうで決まります。中途採用比率は年度によって倍以上に開きますので、公表値の高さを自分の通りやすさとして読むことはできません。

必須の欄に並ぶ経験の年数と領域、それに海外の量産立ち上げまで引き受けられるかという線に、自分の経歴を一つずつ当てます。この順で読めば、書類を出す前に答えが出ます。足りないものが何かも、そこで明らかです。

やばいと言われる評判については、数字の出どころを分けて確かめました。公式が出している残業の平均と、報道が伝えた退職者の数は、指している時期も対象の範囲も同じではありません。求人票の想定グレードは職種名の後ろに書かれていて、応募する時点で読めます。入社時の等級と昇給の間隔も、同じ募集要項で確かめられます。

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